都市の更新の節目である“解体”にフォーカスし、その場所に積み重ねられた記憶や価値を、アートや対話、参加型プログラムを通して見つめ直す本イベント。建物が消えてしまう前の時間を、新たな表現で塗り替える試みだ。
会場となるアドレスビルでは、壁や床、通路など建物全体を活用し、アーティストによる展示や公開制作を展開。さらに、来場者が参加できるワークショップやペイント体験、赤坂の歴史に触れる展示、武蔵野美術大学によるライブプログラムなども実施される。
日々変化していく展示も。注目のプログラム
注目は、6月23日から先行して始まっている「ソノ アイダ #赤坂【Understructure】」。14名の現代美術作家がビルを制作スタジオ兼展示空間として使用し、会期中も公開制作を行っている。飛び入り参加の作家も加わり、日々変化していく展示は必見だ。

また、来場者自身が壁や床に自由に描き込める「ペイントアート体験スペース」も登場。解体直前の空間に、思い思いの痕跡を残すことができる。
工事現場でおなじみの養生テープを使った独特の手描き文字「修悦体」によるサインにも注目だ。案内表示やグラフィックに取り入れられ、無機質な工事素材が親しみのあるアートへと変換されている。

7月10日(金)には「建物の終わりから、まちの未来を考える。」をテーマにしたオープニングトークを開催。翌11日(土)には、武蔵野美術大学・若杉浩一教授と学生による出張版「すねげ〜ライブ」も行われる。
建物がなくなる前の貴重な時間を、ただ見送るのではなく、アートを通じて一緒に楽しむ貴重な2日間だ。

「赤坂アドレスビル解体祭―AKASAKA ART ACTION―」開催概要
📅7月10日(金)17:00〜20:00、11日(土)11:00〜17:00
📍アドレスビル(港区赤坂2丁目2-19)
🎟️無料※一部プログラムは事前申込制