無料とはいえ侮ることのできない、芸術作品を楽しむことができるスポットが東京には多くある。これらの美術館やアートギャラリーを目当てに出かけてみても、近所で食事をする前後で足を運んでみても楽しめるはず。
1, 日本芸術院
日本芸術院賞を受賞した作品を中心に、芸術院会員就任記念、文化勲章受章記念による寄贈のほか、故河合玉堂会員の寄附金による買入れなど、様々な形で収集した日本画、洋画、彫塑、工芸、書など、合計約340点が所蔵されている。建物は「日本におけるモダン・ムーブメントの建築100選」にも選ばれている。
📍台東区上野公園1-30
2, インターメディアテク
東京大学が1877年の開学以来蓄積してきた学術標本の常設展示と、最先端科学の研究成果などを知ることのできる特別展示やイベントを楽しめる。展示に用いられているケースやキャビネットは、教育研究の現場で使われていたもの。帝大時代のものが多く、19世紀へタイムスリップしたような気分も味わえるはず。
📍代田区丸の内2-7-2 KITTE 2、3階
3, 現代彫刻美術館
目黒駅、中目黒駅、祐天寺駅の中間地点にある、閑静な住宅街に佇む 長泉院が運営する現代彫刻美術館。4つの野外展示場と美術館で構成されており、20世紀後半以降の日本の彫刻家による作品を展示している。各所にベンチも置かれているので、くつろぎながらゆっくり鑑賞できる。
📍目黒区中目黒4-12-18
4, アドミュージアム東京
世界でただひとつの広告ミュージアムでは、江戸時代から現代まで、看板、錦絵、引札など、約33万点の資料を所蔵する。ライブラリーでは、広告とマーケティング関連書籍の閲覧、広告作品のデジタルアーカイブを検索・閲覧することができる。トークイベントも定期的に開催している。
📍港区東新橋1-8-2カレッタ汐留
5, ギンザ・グラフィック・ギャラリー
「スリー・ジー(ggg)」の愛称で親しまれている、グラフィックデザインの専門ギャラリー。1986年、グラフィックデザインと密接なかかわりを持つ大日本印刷株式会社が、文化活動の一環として創業の地であり、画廊のメッカでもある銀座に設立した。年間8回程の企画展や、レクチャーを開催している。
📍中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
6, 資生堂ギャラリー
1919年にオープンした、現存する日本で最古の画廊。 5mを超える天井高をもつ空間は、一般的なギャラリーというより美術館のよう。これまでに開催した展覧会は3,100回以上。1990年代からは、現代美術に主軸を定め、前衛性と純粋性を兼ね備えた同時代の表現を紹介している。
📍中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
👉公式サイト
7, エスパス ルイ・ヴィトン東京
国内外の美術館や商業施設など、多くの建築を手掛けてきた青木淳がデザインした、ルイ・ヴィトン表参道ビルの7階のギャラリー。ガラス張りの空間からは、表参道の街の風景が広がる。現代美術の企画展を定期的に開催している。
📍渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F
8, フォーラム
エルメス財団が運営する、銀座メゾンエルメスの8階に入るアート・ギャラリー。3ヶ月に1度ほどで入れ替わる、国内外の現代アーティストの作品を展示する。10階には予約制のミニシアター「ル・ステュディオ」が入る。
📍中央区銀座5-4-1 8階