「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」の公演シリーズ「芝浜亭」は、実力派の演芸家による本格的な演目に加え、音楽や漫才、奇術、曲芸、声色など、多彩な芸能を組み合わせて紹介する寄席体験だ。
6月公演で取り上げるのは、「浪曲(ろうきょく)」と「幇間(ほうかん)」。
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浪曲は、浪花節(なにわぶし)とも呼ばれ、落語・講談と並ぶ「日本三大話芸」のひとつ。三味線の伴奏に合わせ、独特の節回しと語りで物語を紡ぐ伝統芸能だ。

出演する奈々福は、1994年に浪曲三味線教室に参加し、翌1995年に玉川福太郎へ入門。曲師として活動し、2001年から浪曲師としても活動を開始した。2006年に芸名を奈々福へ改名。自作の新作浪曲の制作や、各種イベントのプロデュースなど、幅広く活躍している。

沢村まみは、神奈川県相模原市出身の曲師。歌舞伎や落語、講談などに親しむなかで浪曲と出会い、「浪曲は人間の叫びだ」と衝撃を受ける。沢村豊子の三味線の音色に魅了され、2019年3月に入門。2020年6月に初舞台を踏んだ。
幇間は、「太鼓持ち」や「男芸者」とも呼ばれ、宴席やお座敷で芸を披露しながら場を盛り上げる伝統的な職業。宴席やお座敷などで客の機嫌をとり、芸を披露して場を盛り上げる役割を担う。

幇間、たいこ持ち、男芸者として活動する松廼家八好は、1994年に佐々木博康へマイムを師事。国内外で数々の賞を受賞したのち、幇間の櫻川七好に弟子入りした。2014年に浅草花柳界でお披露目を果たし、現在はマイムのキャリアを活かして、全国の花柳界で活躍している。
公演では演目だけでなく、出演者による座談会も実施。作品の背景や表現方法について語り合うので、浪曲や幇間に初めて触れる人でも、その魅力をより深く知ることができる。
日本の古典芸能がもつ笑いと人情、そして現代にも通じる表現の豊かさを体感できる「芝浜亭」。伝統話芸の世界への第一歩として訪れてみてほしい。