夏が到来する前の過ごしやすい季節を屋外で楽しむイベントから、雨の日も安心の美術館の展覧会まで。おすすめしたい6月のイベントを厳選して10個ご紹介!
1,ミロ展 Joan Miró(3月1日〜7月6日)
ピカソと並び20世紀を代表する巨匠に数えられるジュアン・ミロの大回顧展。ミロの代表作に挙げられる〈星座〉シリーズをはじめ、初期から晩年までの各時代を彩る絵画や陶芸、彫刻など、90歳まで新しい表現へ挑戦し続けたミロの芸術を包括的に紹介する。
📍 東京都美術館(台東区上野公園8-36)
🚇上野駅から徒歩約7分
🎟️ 一般¥2,300、大学生・専門学校生¥1,200、18歳以下、高校生以下無料
2, 黒の奇跡・曜変天目の秘密(4月5日~6月22日)
12~13世紀の中国で作られ、世界に3点のみ現存するすべてが日本に伝わっている東洋陶磁の至宝、曜変天目。本展では工芸の黒い色彩をテーマに、刀剣や鉄鐔など「黒鉄くろがね」とよばれる鉄の工芸品や「漆黒」の漆芸品を紹介する。作品の感想などを語り合いながら鑑賞を楽しみたい人、子どもと一緒なら、毎週木曜のトークフリーデーがおすすめ。
📍静嘉堂文庫美術館(千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F)
👉 公式サイト
🚇 二重橋前駅直結、東京駅から徒歩約5分
🎟️ 一般¥1,500、高校・大学生¥1,000
3, タピオ・ヴィルカラ 世界の果て(4月5日~6月15日)
フィンランドのモダンデザイン界で、圧倒的な存在感を放つタピオ・ヴィルカラの日本初回顧展。ヴィルカラは、1940年代後半から1950年代にかけて、イッタラ社のデザインコンペ優勝やミラノ・トリエンナーレのグランプリ受賞によって脚光を浴びた。本展では、エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ約300点に加え、写真やドローイング(複写)を展示。
📍東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内1-9-1)
👉 公式サイト
🚇 東京駅から徒歩約3分、大手町駅から徒歩約5分
🎟️ 一般¥1,500、高校・大学生¥1,300
4, PARALLEL MODE:オディロン・ルドンー光の夢、影の輝き(4月12日~6月22日)
世界でも傑出した高い質と量を誇る岐阜県美術館から出品される約80点の作品と、国内に所蔵される優品、パリのオルセー美術館所蔵の油彩画と木炭画から、ルドンの画業と芸術を初期から晩年まで余すところなく紹介。ルドンの晩年の主要な画題の一つである「ステンドグラス」を描いた《窓》(1906年頃)も、本展で初公開される。
📍 パナソニック汐留美術館(港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階)
👉 公式サイト
🚇 新橋駅から徒歩約8分
🎟️ 一般¥1,300、65歳以上¥1,200、大学生・高校生¥800、中学生以下無料
5, どうぶつ展 わたしたちはだれ?どこへむかうの?〜WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?(4月16日~7月6日)
PLAY! MUSEUMと国立科学博物館の初めてのコラボレーションとなる、動物をテーマにした展覧会。国⽴科学博物館が2021年に行った巡回展「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」で使用したキットに加え、笑顔の森、模様の惑星、しっぽはすごい、などの5つのテーマで体験型のインスタレーションを展開。名和晃平やミロコマチコなど、9⼈の現代アーティストが制作した作品群も公開する。
📍 PLAY! MUSEUM(立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F・3F)
👉 公式サイト
🚇 立川駅、多摩モノレール立川北駅から徒歩約10分
🎟️ 一般¥1,800、大学生¥1,200、高校生¥1,000、中学生¥600、小学生¥600、未就学児無料
6, デザインあ展neo(4月18日~9月23日)
NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」のコンセプトを、体験の場に展開する展覧会。「モノ」をテーマとしてきたこれまでの「あ展」に対し、3回目の開催となる今回のテーマは「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、わたしたちが行う行為(動詞)。自分の体も使って体感する作品群で、日常をつむぐさまざまな行為をデザインの視点からとらえなおす。
📍 TOKYO NODE GALLERY A/B/C 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F(港区虎ノ門2-6-2)
👉 公式サイト
🚇虎ノ門ヒルズ駅 直結
🎟️ 一般¥2,500、高校生・中学生¥1,200、小学生¥1,000、2歳以上¥500
7, 建物公開2025 時を紡ぐ館(6月7日〜8月24日)
国の重要文化財にも指定されている東京都庭園美術館の毎年恒例の建物公開展。夏の開催は約6年ぶりで、庭園を望めるように窓のカーテンを開け、かつて人々が往来した邸宅空間の再現展示を行う。「サマーナイトミュージアム2025」会期中の8月15日、8月22日の金曜は、21時まで開館する。
📍東京都庭園美術館本館、新館(港区白金台5-21-9)
公式サイト
🚇目黒駅から徒歩約7分、白金台駅から徒歩約6分
🎟️一般¥1,000、大学生(専修・各種専門学校含む)¥800、高校生・65歳以上 ¥500
8, 南沢あじさい山(6月7日〜7月6日)
この地で暮らしていた南澤忠一さんが、両親のお墓までの道のりをあじさいでいっぱいにしようと植え続けた山が開山。約1ヶ月間、青、紫、白などの色あざやかなあじさいが咲き乱れ、幻想的な雰囲気が漂う。ここで見られるあじさいは50種類以上におよび、なかには国内でも見られる場所が少ない珍しい品種も。6月15日には「100万本のアジサイ音楽祭」も開催される。
📍あきる野市深沢368
🚇武蔵五日市駅からタクシーで約8分
🎟️大人¥600、子ども¥400
9, 第41回文京あじさいまつり(6月7日~6月15日)
徳川五代将軍綱吉と生母桂昌院の信仰を受けた白山神社で1985 年から続くお祭り。約3000の多彩な紫陽花が白山神社境内と、隣接する白山公園を彩る。週末は屋台の出店やコンサートが開催され、6月15日には神輿も登場する。
📍白山神社(白山5-31-26)
🚇白山神社まで白山駅から徒歩約2分、本駒込駅から徒歩約2分
🎟️参加費無料
10, MATSURI JAPAN 2025 IN TAKANAWA GATEWAY CITY Produced by HAPPO-EN(6月28日、29日)

日本全国の祭りが集結する人気イベントが、TAKANAWA GATEWAY CITYへ舞台を移し、スケールアップ。高円寺阿波踊りや約300年前に中国から長崎に伝わった龍踊りなどのパフォーマンスや、八芳園シェフが手掛ける各地の郷土料理や名産品をアレンジした完全オリジナルの祭り料理、射的や輪投げなど、日本の祭りを一度に堪能することができる。
📍 TAKANAWA GATEWAY Convention Center LINKPILLAR Hall A・B
🚇高輪ゲートウェイ駅直結
🎟️入場料ワンドリンク付き大人¥2,000、中高生料金¥1,000、小学6年生以下無料