次から次へとオープンする新しいお店や、期間限定のイベント、多くの美術館がある東京は、長年住んでいても飽きることはない。そして、実は豊かな自然に恵まれていることも、この街の魅力。ここでは、東京にいながら自然に触れて癒されることのできるスポットを紹介する。
1, 新宿御苑
フランスの造園家のデザインによるヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景式庭園の名作。新宿御苑前駅、新宿三丁目駅から徒歩約5分。
📍新宿区内藤町11番地
2, 等々力渓谷
散策のスタートは、赤い色が目を引くゴルフ橋から。橋のたもとにある階段を降りて、川に沿って約1kmの遊歩道を歩くと、日本庭園と書院、芝生広場が現れる。散策の途中には、甘味処「雪月花」でお菓子付きのお抹茶や、冬はおしるこ、夏はところてんやかき氷にラムネでひと休憩も忘れずに。等々力駅から徒歩約3分。
📍世田谷区等々力1丁目22番、2丁目37から38番外
3, 八芳園
造園の基本要素である「樹」「石」「水」「土」を妙に配置することで、自然をあるがままの姿で再現。樹齢500年以上の逸品が揃った盆栽や、歴史的な建物や遺物がバランスよく調和している。庭園散策の合間におすすめお茶室「夢庵」では、抹茶をいただくことができる。白金台駅から徒歩約1分。
📍港区白金台1-1-1
4, 明治神宮
明治天皇と皇后の昭憲皇太后をまつる神社。初詣は例年、日本一となるほどの参拝者数を集めることでも知られる。およそ70万平方メートルの広大な鎮守の杜は、明治神宮創建にあたって全国から献木された約10万本を植栽し、「永遠の杜」を目指して造成された人工林。敷地内のカフェもおすすめ。原宿駅から徒歩約2分。
📍渋谷区代々木神園町1-1
5,浜離宮恩賜庭園
もともとは徳川将軍家の庭園だった、中央区に位置する浜離宮恩賜庭園。庭園内を歩いていると、奥には東京のビル群が広がる。そのコントラストも印象に残るはず。潮入の池は、江戸時代から続く庭園では、都内唯一の海水の池。ボラ、セイゴ、ハゼ、ウナギなどの海水魚が棲んでいる。
📍中央区浜離宮庭園1-1 浜離宮恩賜庭園内
6, 葛西臨海公園
紺ぺきの海が広がる東京湾に、緑と水と人のふれあいをテーマに五つのゾーンを配して誕生した公園。1994年には鳥類園ゾーン、1995年展望レストハウス「クリスタルビュー」、2001年には高さ117m・約17分の空中散歩を楽しめる観覧車がオープンした。都心から少し離れた場所にあるので、混雑を避けたいカップルにもおすすめ。葛西臨海公園から徒歩約1分。
📍江戸川区臨海町6
7, 国立科学博物館附属 自然教育園
一般的な植物園や庭園と違い、できる限り自然の本来の姿に近い状態で残そうという考えの元で運営されている。中世の豪族の館から始まったとされ、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷、明治時代には陸海軍の火薬庫、大正時代には宮内庁の白金御料地と歴史を重ね、1949年に旧白金御料地として、国の天然記念物及び史跡に指定された。目黒駅から徒歩約9分。
📍港区白金台5-21-5
8,国営昭和記念公園
立川市・昭島市にまたがる国営公園。敷地内にはプールやBBQ場、広大な「みんなの原っぱ」やドッグランもあるので、何度訪れても飽きることはないはず。多くのゲートがあるが、立川駅 から立川ゲートまでは徒歩約18分。
📍立川市緑町 3173
9, 秋川渓谷
秋川は、多摩川の支流の中でも最大といわれる。新緑、紅葉など四季折々に表情を変える景色はもちろん、温かい生地にはバーベキュー場やキャンプ場でレジャーを楽しんで。電車やバスでは行きずらい場所にあるので、車で訪れるのがおすすめ。都心から車で約60分。
📍あきる野市から檜原村にかけて
10, 高尾山
2019年に富士山と並んでミシュランの三ツ星に指定された、八王子市の山。山麓からはケーブルカー、リフトで中腹の海抜まで登ることができ、歩いて登るコースも全て1時間30分ほどと、登山初心者でも気軽に楽しむことができる。 世界一登山者が多い山としても知られるので、混雑を避けるのなら平日がおすすめ。京王線新宿駅から高尾山口駅まで、最速47分。