海中トンネルを歩いて楽しむ、サンゴの海
「東京よみうり水族館」は、人工海水を使う内陸型の水族館。建物は地下1階・地上3階建てで、350種4万点の生きものを展示する予定だ。コンセプトは「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」。多摩川から海へ、浅瀬から深い海へとつながるストーリーに沿って、展示を展開する。
注目は、サンゴの海をテーマにした大水槽。高さ約7m、幅約13m、水量約1,300トンの水槽内を360度見渡しながら歩ける、透明な海中トンネルが設けられる。
大水槽には、浅瀬から急に深くなる「ドロップオフ」も再現。海中トンネルの入り口にあるアクリルドームでは、視界いっぱいに海中の景色が広がり、海の中にいるような没入感を味わえるという。
約30mの水草水槽や「アシカの楽園」も
館内は「ペンギン」「クラゲ」など10のエリアで構成される。約30mにわたって水草を展示する水槽「ウォーターガーデン」や、よみうりランド遊園地から移住したアシカがアザラシとのんびり暮らす、約300㎡の「アシカの楽園」も設けられる。
深海・太古エリアでは、1967年にフランス政府から寄贈され、日本で初めて公開されたシーラカンスの標本を展示する。
サンゴ礁の保全を伝える展示
よみうりランドは、沖縄県国頭村、国頭漁業協同組合と、サンゴ礁の保全などを目的とする包括連携協定を結んでいる。大水槽に併設する水槽では、国頭村で養殖されたサンゴを展示し、サンゴ礁の保全に関する啓発活動も行う。
飲食施設「G-TOWN TABLE」も同時開業
水族館と同時に、3階建ての飲食施設「G-TOWN TABLE」も開業する予定だ。都道をまたぐ歩行者用ブリッジで水族館と直結し、スタジアム、水族館、飲食施設の3施設を、地上で道路を横断せずに行き来できるようになる。
水族館の具体的な開業日時は、今後の試験運用で生きものが健康に暮らせる水環境を整えたうえで決定する。