ロンドン地下鉄の象徴である「ラウンデル」をあしらった駅名標が、6月18日、東京メトロ銀座線・上野駅にお目見えした。
なぜ上野駅にロンドンの駅名標が?
その背景には、100年以上にわたる両都市の深い関係がある。東京地下鉄道株式会社(東京メトロの前身)の創設者・早川徳次は、20世紀初頭にロンドン地下鉄を視察し、その先進的な都市交通に大きな影響を受けた。
その経験をもとに、1927年、上野〜浅草間に東洋初の地下鉄が開業。ロンドン地下鉄は、東京の地下鉄の原点とも言える存在となった。
駅名標の除幕式は銀座線上野駅2番ホームで行われ、来日中のロンドン市長サディク・カーン氏や、ロンドン市交通局コミッショナーのアンディ・ロード氏が出席。東京メトロの小坂彰洋社長とともに、この歴史的な節目を祝った。東京メトロはロンドンの最新路線「エリザベス・ライン」の運営にも参画しており、両都市の連携はさらに強まっている。
この駅名標は除幕式後に一時撤去されており、今後の本設置に向けた準備が進められている。
地下鉄開通100周年を象徴するモニュメントとして、2027年に正式に設置される予定だ。