1, 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(麻布台ヒルズ)
年間来館者数230万人を超えたお台場の「エプソン チームラボボーダレス」が「麻布台ヒルズ」に2月9日、新たにオープンする。進化したチームラボボーダレスは、境界のないアート群による「地図のない ミュージアム」。
部屋から出て他の部屋へと移動し、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け、作品同士が混ざり合う。そこにいる人は、境界のないアートに身体ごと没入し、「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」体験を楽しむことができる。
📍 東京都港区麻布台1-2-4(麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1F)
2, マリー・ローランサン 時代をうつす眼(アーティゾン美術館)
マリー・ローランサンは、20世紀前半に活躍した女性画家。キュビスムの画家として紹介されることも多くあるが、「前衛的な芸術運動」や「流派(イズム)」を中心に語る美術史の中にうまく収まらない存在でもある。
本展では石橋財団コレクションや国内外の美術館から、ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点を展示。ローランサンの画業を、複数のテーマと関連する他の画家たちの作品と比較しつつ、彼女の作品の魅力を探ることができる。3月3日(日)まで。
📍中央区京橋1-7-2
3, もじ イメージ Graphic 展(21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2)
コンピュータ上で出版物やグラフィック制作の多くの過程を行うことが一般化し、インターネット環境が社会のインフラとなっていった1990年代以降のグラフィックデザインを、日本語の文字とデザインの歴史を前提に紐解くていく。
展示の中心となるのは国内外54組のグラフィックデザイナーやアーティストによるプロジェクトの数々。漢字や仮名の使い分けや、縦横自在の書字方法、ルビといった独特の表現方法をもち、文字とイメージの混ざり合いのなかで発展してきた日本のグラフィック文化が、グローバルなデジタル情報技術とどう向き合い、何を生み出してきたか、そして今どのような可能性をみせているかを「造形性」「身体性」「メディア」「マテリアル」のような13の現代的テーマに分けて紹介する。3月10日(日)まで。
📍港区赤坂9-7-6
4, 坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア(NTTインターコミュニケーション・センター)
メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した坂本龍一を追悼する展覧会。共同キュレーターにはライゾマティクスの真鍋大度を迎えた。坂本の残した演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによる坂本とのかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成される。3月10日(日)まで。
📍新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
5,ゴッホ・アライブ(寺田倉庫G1ビル)
これまで世界99都市を巡回し900万人を動員してきた、ゴッホの世界を五感で感じられる新感覚の没入型展覧会。
日本では、名古屋、神戸で開催し、延べ約34万人が来場した。クラシック音楽が流れる中、3000点以上の画像が壁や柱、床などありとあらゆる場所に映し出され、五感でゴッホ作品を体験することができる。3月31日(日)まで。
📍品川区東品川2丁目6−4
6, 森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために(森美術館)
世界共通の喫緊の課題である環境危機に対し、現代アートがどのように向き合い、私たちの問題としていかに意識が喚起されるのか。世界16カ国、34人のアーティストが作品に込めたコンセプトや隠喩、素材、制作プロセスなどを読み解き、ともに未来の可能性を考える。
前の展覧会の展示壁および壁パネルを一部再利用し、塗装仕上げを省くことで環境に配慮した展示デザインや、資材の再利用による廃棄物の削減など、美術館の省資源化への取り組みにも注目。3月31日(日)まで。
📍森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
7, 麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展相互に繋がりあう瞬間が協和する周期(麻布台ヒルズ)
アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ、再考をうながす作品で知られ、近年は気候変動などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティスト。
麻布台ヒルズの開業にあわせて制作された新作のパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》で取り組んだ主題を軸に、 光と水を使った大型インスタレーションや太陽光や風といった動力で描いた新作ドローイングなど自然現象 から幾何学、物理や動作パターン、色彩学に関する研究に裏付けられた、知覚に訴えかける作品群を紹介する。3月31日(日)まで。
📍港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階