不動産や観光分野のマーケティングを専門とする「レゾナンス・コンサルタンシー」が毎年発表している「The World’s Best Cities(世界最高の都市)」ランキングで、東京は100都市のうち、1位のロンドン(9年連続1位)、2位のパリ、3位のニューヨークに続き、第4位にランクインした。
ランキングの中で、東京は以下のように紹介されている。
第4位、東京
地震、津波、台風に見舞われる国にあるにも関わらず、東京は世界で最も住みやすい大都市のひとつとして、長年上位にランクインしてきた。子どもたちが保護者なしで通学したり、外で自由に遊ぶ光景は、海外からの観光客には理解し難いが、パンデミックを経て、再び東京の日常の光景となった。
東京オリンピック開催時にパンデミックが重なったのは、不運としか言いようがない。世界中から多くの人を歓迎するため、インフラ整備に費やされた数百億の費用は、今後何年にもわたって東京を苦しめる負債とも言える。
よく言えば、パンデミックの間にオープンした2,000軒ものホテルや旅館、数十の複合ショッピングセンターは、世界中のどの都市よりも、再び観光客を迎えるための準備は万全だ。
日本政府は、2030年までに観光客6000万人、観光収入1360億ドルという目標を掲げている。この数値は、現実不可能なものではないだろう。
7年連続で過去最高の観光客数を記録し、2031年には羽田空港の国際線ターミナル(世界第38位)の拡張や、都心まで18分で結ぶ鉄道の建設も予定されている。
銀座の高級百貨店や、アートで飾られたシャープなデザインのショッピングセンター「GINZA SIX」など、買い物を楽しむスポットもたくさんあるため、「ショッピンスポット」としての都市としては、東京は第1位に輝いた。
2020年、新しく生まれ変わった「MIYASHITA PARK」には90のショップやレストランがあり、渋谷の街を一望できる新しいホテルには、バレーボールコートや2.5エーカーの広さを誇るスケートパークが完備されている。
虎ノ門ヒルズと、2023年11月にオープンする麻布台ヒルズでは、2万人以上の従業員を収容できるという。東京の中の垂直都市、とも言えるだろう。
1位から10位は以下の通り。
- ロンドン
- パリ
- ニューヨーク
- 東京
- シンガポール
- ドバイ
- サンフランシスコ
- バルセロナ
- アムステルダム
- ソウル
100位までは、こちらのリンクから。