東京には歴史ある夏祭りが数多くある。夜空を彩る大輪の花火を見上げたり、出店の食べ歩きを楽しんだり、盆踊り大会に参加したり、夏の思い出を作りに、どれかひとつでも足を運んでみては?
1,第37回下町七夕まつり(7月4日~8日)
浅草六区の西から道具街を横切り、上野にかけて約1.2km続く「かっぱ橋本通り」にて毎年催される、下町七夕まつり実行委員会主催のお祭り。たくさんの七夕飾り、地元商店の出店、そして音楽や踊り、様々なパフォーマーが集まり、この長い通り全体が手作り感のある活気で満たされ、商店街が一年で最高の賑わいをみせる。メインイベントは7月6日、7日。
📍かっぱ橋本通り
2, 入谷朝顔まつり(7月6日〜7月8日)
入谷鬼子母神(真源寺)で日本最大の朝顔市が開催される。起源は江戸時代後期、入谷鬼子母神の敷地内で植木屋が朝顔を披露したことと言われている。入谷鬼子母神を中心に、言問通りに約60軒の朝顔業者と約90軒の屋台が立ち並び、朝早くから多くの人で賑わう。
📍台東区下谷1-12-16
3, 第77回みたままつり(7月13日〜16日)
日本古来の信仰にちなみ、1947年から始まった始まった靖国神社のお祭り。境内に数多くの献灯を掲げ、戦争で亡くなった方々の御魂(みたま)を慰める。期間中は阿波踊りや青森ねぶたなどの奉納行事も行われる。露店は出店しないものの、外苑「憩いの庭」と中央広場でキッチンカーの出店あり。
📍千代田区九段北3-1-1
4, 第50回神楽坂まつり(7月24日〜27日)
江戸時代の面影を残す神楽坂の夏祭り。毘沙門天善國寺を中心に開かれる7月24日、25日のほおずき市には毘沙門天境内にスーパーボールすくいやヨーヨー釣りなど縁日遊びが集まり、7月26日、27日には阿波踊り大会も開催される。
📍新宿区神楽坂1丁目~神楽坂通り
5, 隅田川花火大会(7月27日)
東京を代表する花火大会のひとつ。1732年に大飢饉が発生し、多くの餓死者が出たうえに疫病まで流行したことで、国勢に多大な被害と影響を与えた。犠牲者の慰霊と悪疫退散を祈って幕府が催した水神祭に続き、1733年に両国橋周辺の料理屋が花火を上げたことが、隅田川花火大会の前の名称「両国の川開き」の由来とされている。
📍第一会場最寄駅:浅草駅・押上駅・東京スカイツリー駅・曳舟駅、第二会場最寄駅:浅草駅・蔵前駅・両国駅・浅草橋駅
6, 立川まつり 国営昭和記念公園花火大会(7月27日)
1954年に日野橋ほとりの多摩川河原で実施された第1回立川納涼花火大会以来、60年以上、立川の夏の風物詩として立川市民、多摩地域で暮らすたくさんの人に愛されてきた花火大会。国営昭和記念公園みんなの原っぱの中でも特に花火が美しく見える場所が、有料観覧エリアとなっている。
📍国営昭和記念公園みんなの原っぱ(最寄駅は立川駅)
7,いたばし花火大会(8月3日)
東京最大の大玉「尺五寸玉」を打ち上げる花火大会。国内最高峰の花火師10人による新作花火の競演や、300mに及ぶ「ナイアガラの滝」、対岸の戸田橋花火大会との合同打ち上げなど、見どころ満載のプログラムが用意されている。
📍高島平駅、西台駅、蓮根駅、浮間舟渡駅から徒歩約20分
8, 2024 神宮外苑花火大会(8月10日)
10,000発の花火が音楽のとともに夜空を彩る有料観覧の花火大会。2011年以来、神宮外苑花火大会は東日本大震災復興支援として、収益の一部を義捐金として、被災地に届ける活動を続けている。また、今年も熊本地震からの復興を祈り、チャリティー活動を行う。予備日は8月11日。
📍神宮球場(新宿区霞ヶ丘町3-1)
9, 第58回麻布十番納涼まつり(8月24日~8月25日)
東京でもっとも人出が多い夏祭りとも呼ばれる、麻布十番商店街主催の夏祭り。例年近隣の人気レストランの出店や、綿あめやかき氷、射的、金魚すくいなど昔ながらの夜店が並ぶ。家族連れの姿も多い。
📍麻布十番商店街一帯
10, 第65回 東京高円寺阿波おどり(8月24日、25日)
1万人が踊り、100万人の歓声が響く高円寺の夏の風物詩。1957年に商店街でまちの賑わいを求めてスタートし、隣接する商店街や周辺の町会、自治会にも拡大し、高円寺の一大イベントとして定着している。協賛金額の種別に応じて、特別桟敷席の入場券を得ることもできる。
📍高円寺駅南北商店街及び高南通り